■西尾市の土地は平均6万5452円/m2

西尾市の土地購入の平均価格

65452/m2

坪単価:216371

(全国平均)

149978/m2

坪単価:495796

(同県(都)平均)

155071/m2

坪単価:512632

最も高い地域:吉良町

47966/m2

坪単価:158567

愛知県西三河地域の最南部に位置し、南部が三河湾と接する西尾市。ここでは、そんな西尾市の土地相場情報を紹介していきます。

ま ず、西尾市の土地購入の平均価格を見ていきましょう。これは、国土交通省に登録される「地価公示」の数値と県庁による「地価調査」の数値に基づいて、独自 に算出されているデータです。平成27年で見てみると、6万5452円/m2(坪単価:21万6371円)となっています。

平成27年の全 国平均が14万9978円/m2(坪単価:49万5796円)、愛知県内の平均が15万5071円/m2(坪単価:51万2632円)ですので、それらと 比べると半値以下と割安となっています。とは言っても、愛知県の場合、名古屋市のみが県内平均を大きく上回り、それ以外の市はすべて平均以下になっている ことは考慮に入れておくべきです。

地価をエリア別に分析すると、最も高額なのは吉良町エリアで4万7966円(坪単価:21万6371 円)、次いで幡豆町、一色町となっています。平成27年の公示地価で最も高額だったのは、「花ノ木町3丁目16番1外」で12万1000円/m2(坪単 価:39万9999円)でした。

宅地と商業地との地価の違いを見ると、宅地の平均価格は6万1313円/m2(坪単価:20万2690円)。商業地の平均価格は8万7292円/ m2(坪単価:28万8569円)となっています。

 

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■三河湾に面する抹茶の名産地、西尾市
愛知県の中央を流れる矢作川流域の南端部に、約160km2の面積を持つ西尾市。東は蒲郡市、幸田町、北は岡崎市、安城市、西は碧南市と接しており、南部は三河湾に面しています。湾内にはいくつかの離島がありますが、これらも行政上は西尾市に属しています。

縄文時代ころから人が住み始めたと言われていますが、鎌倉時代に足利義氏によって「西条城」が築かれると、地域の拠点として成長。昭和28年の市制施行以降は、西三河南部地域の中核的な都市として、自動車産業と共に成長を続けてきました。

県内の中心部、名古屋までは約45km。市内には名古屋鉄道・西尾線、蒲郡線が走り、合計11の駅が置かれ、市域の南北および蒲郡方面を結んでいます。高速道路は通っておらず、産業道路としての性格の強い国道23号が北部を、また国道247号が南部を通過しています。

人口は16万人強。これまでは増加傾向できていますが、今後減少局面に転換すると推計されています。また、高齢者率の増加が市の課題のひとつとなっています。

産業的な特徴としては、県内では比較的農業が盛んなこと。米や麦の他、日本一の生産量を誇る抹茶などが主流です。また、沿岸部にあるため水産業も行われており、アサリやうなぎなどが全国一の水産量。県内他地域同様に、自動車関連の工場も多く集まっています。

市の商業的な中心は西尾駅周辺。平成11年以降の再開発によって道路整備や広場などの改修が行われましたが、今後は商業施設を誘致することでより活性化を図っていくようです。

三河湾に浮かび一色町に属する佐久島は、現代アートによって島おこし中。「三河・佐久島アートプラン21」といったプロジェクトにより、島内各地に作品が設定され、人気となっています。

 

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■西尾市の土地評価額の動向
過去10年間(2006~2015年)の平均地価データを見ると、2007年に6万8031円/m2(坪単価:22万4897円)を付けていったんピーク を迎えますが、そこから2012年までは下落傾向。2013年と2014年は上昇に転じましたが、2015年は再び下落しています。2015年の地価を対 前年比で見ると、約0.14%の下落がみられました。

この10年間での価格の振れ幅は約4500円/m2ほどで、目立った変化のあるエリアではないということができそうです。

■西尾市の地価ランキングは全国288位
それでは、改めて西尾市の地価を他の市町村と比較してみましょう。全国順位で見ると1731市町村中、288位にランクされており、愛知県内の順位は54市町村中、39位。また、対前年比の地価上昇率-0.14%は全国で409位、愛知県内では37位でした。

あくまでも目安として同程度の価格帯の地域を見ると、県内では丹羽郡扶桑町や丹羽郡大口町、全国から探していくと、東松山市(埼玉)、玖珂郡和木町(山口)、山形市(山形)、白石市(千葉)などと近い数値となっています。

■総括
市全体としては、ここ10年間の地価推移を見ても、決して上昇傾向ではないものの、大きく下振れしているわけではなく、比較的堅調なエリア。今後も大幅な値動きはなく、安定した推移をしていくと考えられます。

局地的に見ると、地価上昇が見込まれるエリアもあります。例としては、西尾駅東口には大型商業施設「ヴェルサウォーク西尾」が完成し、人の流れを変えています。これに合わせて西口にも商業施設を誘致する計画のようで、今後地価の上昇がみこまれています。

 

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