「千葉に二世帯住宅を建てたいけど、どのくらい費用がかかるんだろう?」
「二世帯住宅のメリットやデメリット、設計や間取りのポイントが知りたい」
このようにお考えの方も多いと思います。
予算内で満足のいく二世帯住宅を建てるためにも、費用相場や設計・間取りのポイントなどを押さえておくことが大切です。
今回は、千葉県の二世帯住宅の費用相場やメリット・デメリット、設計・間取りの工夫などを紹介しています。
千葉県で二世帯住宅を建てたい方は、参考にしてみてください。
- 千葉県で二世帯住宅を建てるメリット・デメリットを解説します。
- 千葉県の二世帯住宅の費用相場を紹介します。
- 二世帯住宅の設計や間取りの工夫を紹介します。
Contents
施工事例
千葉県で二世帯住宅を建てるメリットを確認
千葉県で二世帯住宅を建てるメリットは、以下のとおりです。
・東京都内と比較して土地の取得費用を抑えられる
・都内方面へのアクセスに優れる
・自家用車を駐車するスペースを確保できる
・広めの庭などゆとりのスペースを確保できる
それぞれのメリットを1つずつ解説します。
東京都内と比較して土地の取得費用を抑えられる
東京都内と比較して土地の取得費用を抑えられるのは、大きなメリットです。
・東京都の1㎡あたりの土地価格:51.5万円
・千葉県の1㎡あたりの土地価格:12.2万円
同じ敷地面積150㎡の二世帯住宅を建てた場合、東京都は7,725万円、千葉県は1,830万円となります。
大幅に土地の取得費用を抑えられるため、建物の設備や内装をより充実させられます。
・参考:東京都財務局|令和7年地価公示価格(東京都分)
・参考:千葉県公式ホームページ|令和7年地価公示
都内方面へのアクセスに優れる
千葉県は都心へ直通する複数の鉄道路線が整備されており、通勤や通学の利便性が高い点が魅力です。
路線名 | 主要駅間の所要時間(目安) |
---|---|
JR総武線快速 | 船橋駅→東京駅まで約25分 |
JR京葉線 | 海浜幕張駅→東京駅まで約35分 |
つくばエクスプレス | 流山おおたかの森駅→秋葉原駅まで約30分 |
こうした路線を活用すると、都心での仕事を続けながら千葉県の落ち着いた環境で暮らす生活を実現できます。
自家用車を駐車するスペースを確保できる
【事例詳細】:充実のライフスタイル。ハイセンス2世帯住宅。
自家用車を駐車するスペースを確保しやすい点は、千葉県の郊外で暮らすメリットです。
複数台の駐車スペースを確保できるだけでなく、バイクや自転車、ベビーカーなど家族の乗り物をまとめて置くゆとりが生まれます。
ご家族全員の乗り物を敷地内にすっきりと収められるため、玄関周りが片付いてきれいな住環境を実現できます。
広めの庭などゆとりのスペースを確保できる
千葉県は土地にゆとりがあるため、広めの庭など家族がくつろげるスペースを確保しやすいです。
建物以外にも多様な空間づくりが可能になり、暮らしの豊かさにつながります。
たとえば、お子様が安全に遊べる芝生の庭を設けたり、家庭菜園で野菜を育てたりする暮らしなどを実現できます。
ゆとりのある空間でリラックスできるのは、千葉県ならではのメリットです。
千葉県で二世帯住宅を建てるデメリットを確認
メリットの多い一方で、以下のようなデメリットもあります。
・建物本体の建築費用が高くなることがある
・生活リズムの違いによるストレスが生まれる
・空き家になる可能性がある
購入してから後悔しないためにも、メリットだけでなくデメリットも押さえておきましょう。
建物本体の建築費用が高くなることがある
二世帯住宅は戸建て住宅と比較して延床面積が広くなる場合があるため、建物本体の建築費用が高くなることがあります。
特に、玄関やキッチン、浴室などの水回り設備を各世帯に設置する完全分離型の場合、設備費用が2倍必要になるため高額になりやすいです。
建築費用とプライバシーのバランスを取りたい場合は、設備の一部を共有する部分共有型を検討してみてください。
プライバシーをどこまで確保したいのか、予算とのバランスを考えながら住宅のタイプを選ぶことが大切です。
【関連コラム】:二世帯住宅はやめたほうがいい?デメリットだらけと言われる7つの理由、メリットを紹介
生活リズムの違いによるストレスが生まれる
親世帯と子世帯では生活リズムが異なるため、お互いの生活音がストレスの原因になる場合があります。特に、以下の音はストレスになりやすいです。
・深夜・早朝の入浴、洗濯や掃除などの音
・テレビの音や話し声
・子どもの泣き声や走り回る足音
こうした音の問題を軽減するには、設計段階での工夫が欠かせません。
たとえば、世帯間の壁に遮音材を入れたり、寝室やリビングが隣り合わないように間取りを工夫したりする方法が考えられます。
お互いの世帯が快適に暮らせるように、防音対策はしっかりと検討しましょう。
空き家になる可能性がある
将来のライフスタイルの変化によって、居住スペースが空き家になる可能性があります。
たとえば、親世帯が施設へ入居したり子世帯が予期せぬ転勤や転職で家を離れたりするケースです。
こうした状況に備える対策としては、片方の世帯スペースを賃貸に転用する方法があります。
初めから賃貸併用を視野に入れた設計にしておくと、空室が発生した際に家賃収入を得られます。
特に、玄関や水回りを完全に分ける完全分離型の場合、プライバシーを確保しやすく賃貸にも出しやすいです。
建築の段階で将来の変化を見据えた計画を立てましょう。
千葉県で二世帯住宅、建てる場合の相場を確認
千葉県で二世帯住宅を建てる費用相場を紹介します。
千葉県の二世帯住宅、建物相場
千葉県の二世帯住宅の建物相場は3,500~4,500万円です。
参考:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査(土地付注文住宅)
建築費用は以下のような要素で大きく変わるため、あくまで目安程度にお考えいただけると幸いです。
・世帯数が増えることによる延床面積の増加
・設備の二重化(世帯ごとに設備を設ける場合)
・遮音性能の強化
・玄関や階段の分離
・冷暖房設備の増設
・駐車場の増設 など
建築費用は延床面積や設備の数、間取りなどで調整できます。
詳細な費用を確認したい方は、actie(アクティエ)までお問い合わせください。
千葉県の二世帯住宅、土地相場
千葉県の平均土地価格は1㎡あたり12.2万円(40.3万円/坪)、敷地面積の平均である248.4㎡を参考にすると、土地相場は約3,030万円です。
千葉県の二世帯住宅、総額の相場を確認
建物相場3,500~4,500万円と土地相場3,030万円の総額は、6,530~7,530万円です。
あくまで平均価格のため、参考程度にお考えください。
注文住宅を建てる費用は、土地選びや床面積の増減で調整できます。
千葉県で二世帯住宅を建てる、設計や間取りの工夫を紹介
【事例詳細】:玄関共有型の3階建て+エレベーター付き2世帯住宅
ここでは、設計や間取りの工夫について紹介します。
・完全分離、部分共有(分離)・同居型の違いを把握
・防音、プライバシーに配慮した設計
・土地探しは広めのエリア設定を意識
・失敗や後悔を抱えやすいポイントを把握
・二世帯住宅に対応できる会社に依頼
二世帯住宅の設計や間取りを考える際の参考にしてみてください。
完全分離、部分共有(分離)・同居型の違いを把握
二世帯住宅には主に3つのタイプがあり、ご家族の価値観やライフスタイルに合うものを選ぶことが重要です。
・完全分離型:玄関から水回りまですべて分離
・部分共有型:玄関や浴室などを一部共有
・完全同居型:寝室などの個室以外を共有
それぞれのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
完全分離型 | プライバシーを確保しやすい | 建築コストが高くなる |
部分共有型 | コストとプライバシーのバランスが良い | 共有部分のルール決めが必要になる |
完全同居型 | 建築コストを抑えられる | プライバシーの確保が難しい |
どのタイプを選ぶかで暮らしが大きく変わるため、ご家族がどのような暮らしを望んでいるのか、予算はどのくらいかを十分に話し合ったうえで選ぶタイプを決めましょう。
【関連コラム】:おしゃれでかっこいい二世帯住宅の間取り事例、後悔しないための注意点などを解説
防音、プライバシーに配慮した設計
生活音や視線の問題を解決するためにも、防音とプライバシーに配慮した設計をおすすめします。
たとえば、以下のような設計が考えられます。
・寝室やリビング同士が隣接しないように配置する
・世帯を隔てる壁に遮音材や吸音材を入れる
・お互いの室内が見えないように窓の位置をずらす
・水回りを居室から離れた位置にまとめる
こうした工夫を取り入れることで、お互いの気配を感じつつも、ストレスの少ない快適な距離感を保てます。
設計段階で住宅会社としっかり打ち合わせを行い、ご家族の希望を伝えてみてください。
土地探しは広めのエリア設定を意識
二世帯住宅は戸建てより広い敷地面積が求められるため、希望エリアに条件の合う土地が出にくい場合があります。
必要な広さの土地を効率的に見つけるためにも、エリアを限定しすぎず広めに設定して探すのがおすすめです。
具体的には、希望の沿線から少し離れた駅やバス便の利用も視野に入れると選択肢が大きく広がります。
職場や学校へのアクセスを考慮し「中間地点を探す」という柔軟な視点をもつと、理想の土地に出会える可能性が高まります。
失敗や後悔を抱えやすいポイントを把握
二世帯住宅特有の失敗や後悔のポイントを事前に把握し、対策を立てておくことが後悔しない家づくりにつながります。
二世帯住宅の場合、以下が原因で失敗する傾向にあります。
・費用分担:光熱費のメーターを分けず支払いで揉める
・収納計画:収納が不足して共有部分にものがあふれる
・設備計画:コンセントの位置や数が生活に合わない
・将来設計:将来の介護や家族構成の変化に対応できない
家が完成してから修正するのは難しいため、設計段階で住宅会社に確認しましょう。
二世帯住宅に対応できる会社に依頼
二世帯住宅は世帯間のプライバシー確保や円滑な動線設計など、特有の専門的なノウハウが求められます。
実績のある会社は、過去の事例や経験からさまざまな家族構成に合う間取りの提案が期待できます。
また、家族間の意見調整が難航した場合でも、プロの視点から的確なアドバイスをもらえる点も心強いです。
ホームページで施工事例を確認したりモデルハウスの見学会に参加したりして、信頼できるパートナーを探しましょう。
actie(アクティエ)では、二世帯住宅に対応可能です。
二世帯住宅の施工事例もあるので、デザインや間取りの参考にしてみてください。
千葉県の二世帯住宅に関する補助金、減税制度
最後に、千葉県の二世帯住宅に関する補助金や減税制度を紹介します。
・子育てグリーン住宅支援事業
・戸建住宅ZEH化等支援事業
・千葉市 再生可能エネルギー等設備の導入補助金
・新築を対象とした各種減税制度
補助金や減税制度を活用して費用を抑えたい方は、参考にしてみてください。
子育てグリーン住宅支援事業
子育てグリーン住宅支援事業とは、省エネ性能の高い住宅に対して補助金を支給する制度を指します。
具体的な補助額は、以下のとおりです。
・GX志向型住宅:160万円
・長期優良住宅:80万円
・ZEH水準住宅:40万円
GX志向型住宅に認定されると、160万円の補助金を受け取れます。
また、長期優良住宅に認められると、不動産取得税・固定資産税などで優遇措置を受けられる可能性があるため、費用の削減につながります。
参考:国土交通省|注文住宅の新築
戸建住宅ZEH化等支援事業
戸建住宅ZEH化等支援事業とは、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及を目的とした国の補助金制度です。
ZEHに認定されると55万円、ハイグレードのZEH+に認定されると90万円を受け取れます。
また、蓄電システムや直交集成板などの省エネ設備を追加すると、補助金の加算も可能です。
参考:一般社団法人 環境共創イニシアチブ|戸建ZEH(パンフレット)
千葉市 再生可能エネルギー等設備の導入補助金
千葉市は市内の住宅に再生可能エネルギー等設備を導入した人に対して、補助金を交付しています。
たとえば、ZEHに認定されると10万円、太陽光発電システムを導入すると最大6万円を受け取れます。
また、地域によっては三世代同居に対する補助金を受け取ることも可能です。
千葉市の場合は「千葉市三世代同居・近居支援事業」、市原市の場合は「いちはら三世代ファミリー定住応援事業」を利用できる可能性があります。
ほかの自治体でも補助金はあるため、費用を抑えたい方は事前に建築予定地の市町村ホームページを必ず確認しましょう。
【参考】
・千葉市|再生可能エネルギー等設備の導入補助金(戸建て・集合住宅)
・千葉市|千葉市三世代同居・近居支援事業
・市原市|いちはら三世代ファミリー定住応援事業(住宅取得費の一部補助)
新築を対象とした各種減税制度
新築住宅を取得する際には、税金の負担を軽減できる制度を利用可能です。
たとえば「住宅ローン減税」の場合、年末のローン残高の0.7%が最大13年間、所得税(一部は住民税)から控除されます。
また「減額措置」を受けると、新築後3年間にわたって固定資産税を2分の1に減額できます。
こうした減税制度は二世帯住宅にも適用されるため、費用を抑えるために確認したいポイントです。
ただし、適用条件が複雑なため、家づくりの計画段階で住宅会社や税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
【参考】
・国土交通省|住宅ローン減税
・国土交通省|新築住宅に係る税額の減額措置
まとめ|千葉県の二世帯住宅はactieまで
【事例詳細】:ヌーベル・ジャポネの邸宅
千葉県の建物相場3,500~4,500万円と土地相場3,030万円の総額は、6,530~7,530万円です。
あくまで平均価格のため、参考程度にお考えいただけると幸いです。
注文住宅を建てる費用は、土地選びや床面積の増減で調整できます。
今回の内容を参考に、どのような二世帯住宅を建てたいかをご家族と話し合ってみてください。
actie (アクティエ)では、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。
「詳細な費用を確認したい」「設計や間取りについて相談したい」など、お気軽にご相談ください。