リビング

「24時間換気システム」

家づくりを検討している方であれば、そのフレーズを耳にしたこともあるのではないでしょうか。

愛知で建てる、新築のマイホーム。

家族の健康面や現在の新しい生活様式の観点からも、住宅の換気はとても大切なものです。

換気は必要とは思うけれど、24時間換気システムは本当に必要なの?

換気を24時間行うことで、どんなメリットがあるの?

など、今回はそんな疑問にお答えする!「24時間換気システムの基礎知識」を解説していきましょう。

あなたの快適な住まいづくりに、ぜひお役立てください。

 

コラムのポイント
  • 住環境を考える上で、間取りなどと同時に換気は、とても大切なポイントです。家族が健康に過ごせる家づくりの情報を知ることができます。
  • 24時間換気システムのメリットを知り、これからの住まいづくりの参考になる情報を集めることができます。

 

 

 

無料カタログプレゼント

 

【素朴な疑問】なぜ、24時間換気システムが必要なの?

吹き抜け

現在では、日常の生活を送る中で、換気は必要と思っている方はたくさんいらっしゃるでしょう。

また現在賃貸で生活されている方なら、「自分たちの暮らす現状は、どうなっているのかは分からない」と答える方も多いのではないでしょうか。

これから建てる家は、5年、10年、15年と長い時間を過ごす空間となります。

換気は「たかが換気」ではなく「家族の健康を守る礎」とも言えるのです。

では、「なぜ24時間換気システムが必要なのか」を解説していきましょう。

 

24時間換気システムとは


24時間換気システムは、その名の通り「機械を用いて24時間、居室空間の空気を入れ替える設備」のことです。

24時間空気の入れ換えを行っていることから、住空間の空気を常にキレイな状態に維持してくれます。

室内・室外の空気を常に絶え間なく、循環させているのです。

 

今の住宅のために生まれた「24時間換気システム」


キッチン

以前の日本の住宅では、塗り壁や畳など「自然の恩恵を住まいに活かす家づくり」が主流でした。

その素材の持つ優れた機能(調湿機能など)を最大限に活かしてきましたが、一方気密性においては懸念点もありました。

例えば、

○ 年数が経過していく内に、断熱性が下がってしまう。

○ 冬になると隙間風が入り、家全体が寒くなってしまう。

など、住み続けることで暮らしの悩みが多くなっていくご家庭もあるのが現状でした。

現在の家づくりは、日々進化する住宅技術を最大限に活用した「暑さや寒さにも対策できる高気密住宅」が主流となりつつあります。

しかし住宅の高気密化が進むことにより、新たな問題も浮き上がってきたのです。

 

リビング

 

それは、施工が不十分な一部の住宅で「換気性能が十分でない」などの問題が発生し、化学物質やダニやホコリなどが室内にとどまることが誘因とされる「シックハウス症候群などの体調不良」が懸念されるようになりました。

そのため2003年に建築基準法が改正され、「24時間換気システムの設置が義務化」されたのです。

24時間換気システムの一般的な基準は、「居住空間の空気を1時間に半分以上入れ替える」性能を持ち合わせることが必要とされています。

住宅の技術に合わせ、そこで暮らす人が健康に過ごせるよう工夫が施された結果が「24時間換気システム」なのです。

 

 

 

 

24時間換気システムの基礎知識

走り回る子ども

「居住空間の空気を1時間に半分以上入れ替える」ことのできる24時間換気システム。

24時間換気システムのメカニズムは、吸気口から外の空気が出入りすることで「窓を開けなくても換気ができ」、効率的に空気を循環させています。

主な機能は「外から新鮮な空気を取り入れるための給気」と「室内で汚れた空気を外に排出する排気」のバランスを取りながら行います。

現在の建物には、その状況に合わせ大きく分けて3つの種類の中から換気方法を選択しています。

 

第1種換気方式

「給気と排気の全てを機械で行う」のが第1種換気方式です。

「機械」で換気と排気を行うため、一定の品質を保ちつつ安定した換気を行うことができます。

しかし換気の効果は高いものの、設備に対しての初期費用やランニングコストなどの負担が大きくなる傾向があります。

しかし、ご家族の中でアレルギー体質の人がいるなど環境面に注意が必要な方には、おすすめの換気方式と言えます。

 

第2種換気方式

第2種換気方式では「給気を機械で行い、排気を自然に任せる」循環方式が採用されています。

機械が換気を行うことで常に新鮮な空気を室内に取り込むことが可能となる一方、自然排気となるため空気の流れを計算するなどの工夫が必要となります。

この方式は、特に一般的な住宅よりも大きな工場などで導入されているケースが多い傾向があります。

 

リビング

 

第3種換気方式

第3種換気方式は、2種とは反対に「給気を自然に行い、排気を機械で行う」換気システムとなります。

最も一般的なスタイルとなっており、多くの住宅で導入されています。

第1種で懸念される初期投資やランニングコストも抑えられ、室内の排気を機械で行うので「汚れた空気を計画的に排気できる」メリットがあります。

室内の結露を防ぐことも期待できる部分も、選ばれている要因のひとつかも知れません。

しかし吸気は自然の空気を取り入れるため、周りの寒さや暑さなどの環境に左右されやすいともいえるでしょう。

その点は頭の中に入れ、新しい暮らしの中でも注意しておきたいですね。

 

このように24時間換気システムとひとことで表しても、いろいろな種類があります。

家族構成やライフスタイルの違いなども視野に入れつつ、自分たちに合う換気方法をセレクトしていきましょう。

 

 

 

無料カタログプレゼント

 

24時間換気システムのメリットとは

評価

24時間換気システムの義務化により、計画的な換気が暮らしの中に取り入れられています。

では実際に24時間換気システムの導入で、どんなメリットが感じられるのでしょうか。

こまめな換気によって感じられるメリットをご紹介します。

 

メリット① カビやダニの予防になる


外気温との温度差だけではなく、私たちが吐き出す息の中にも水分は含まれています。

多すぎる水分は、そこで暮らす人の健康だけではなく、建物にも悪影響となることも少なくありません。

水分が建物の中に残り続けることで、健康に悪影響と言われている「カビやダニなどの発生要因のひとつ」にもつながりかねません。

こまめな換気を行うことで、いろいろな状況から発生する湿気や結露などを軽減し、カビやダニの発生を削減してくれます。

実際にはお住まいの地域や電気の契約プランによっても変化しますが、約1ヶ月で「100円~500円程度の負担」となります。

24時間稼働することでムダな湿気も削減できるため、「住宅の耐久性の維持」にも役立つでしょう。

柱や梁など住宅の躯体に使われる木材・鉄骨材の腐食やサビを防ぐなど、見えない環境にも良い影響をあたえてくれるのです。

 

リビング

 

メリット② 有害物質を除去することができる


近年は感染症予防の面からも、こまめな換気が推奨されています。

空気の入れ換えでは「排気」に注目が行きがちですが、空気の中には「室内に入れたくない物質」が含まれています。

換気システムに採用されているフィルターは、PM2.5や花粉など室内に取り込みたくない有害物質をガードすることが可能です。

空気清浄機など他の設備と合わせて併用することで、より安心度もアップします。

 

メリット③ 暮らしやすい空間に変化する


私たちが体内から吐き出す二酸化炭素には、集中力の低下や眠気、息苦しさを引き起こすこともあると言われています。

そのため二酸化炭素の濃度が高くなることで、健康面や精神面に大きな影響をあたえることも考えられます。

計画的に換気ができる循環システムを整えることで、外から取り込まれる清々しい空気の中で過ごすことができます。

 

このように今ご紹介したメリットも、24時間換気システムの魅力のほんの一部に過ぎません。

家族の集う住まい環境は、長期的な視野で「住宅の寿命」にも大きく関係します。

愛知で建てる新築マイホームでは、家族はもちろん「建物にも優しい家」を目指していきましょう。

 

 

 

 

まとめ:換気によって室内環境は大きく変化します

今回は、住まいづくりの疑問にお答えする!「24時間換気システムの基礎知識」にクローズアップしてきました。

装置としてはとても小さなものかもしれませんが、家全体の環境を整えるためにはとても大切です。

家族構成やライフスタイル、間取りや動線などをふまえ、自分たちに合う換気方法をセレクトしていきましょう。

 

アクティエでは、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。

「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。

お客様ご家族のこだわりやライフスタイルに寄り添って、満足な住まいを実現させるお手伝いをしています。

 


 

愛知県で、ご家族の暮らしにマッチするおしゃれで快適な新築を建てるなら、私たちアクティエにお気軽にご相談ください。

自由な発想と便利な機能を活かして、お客様ご家族が納得・満足のいく彩りある住まいをデザインしております。

 

 

愛知県内の大府・長久手・岡崎には、デザイナー渾身の自社モデルハウスもご用意しています。

住まいづくりの第一歩として、ぜひお気軽にご活用ください。

 

【モデルハウス情報】

無料カタログプレゼント

記事監修者情報

アクティエ ロゴ
  • アクティエ

    最高級性能と自由設計で楽しい家づくりを

  • 建設業許可番号

    特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号