グレーを基調とした家

東京ゼロエミ住宅は、東京都が実施している人気の補助金制度です。

東京都の基準を満たした省エネ性能の高い家を建てると、数百万円の補助金を受け取ることも可能です。

しかし「具体的にいくらもらえるのか?」「申請期限はいつまでなのか?」などわからないことも多いでしょう。

 

今回は、東京ゼロエミ住宅で受け取れる補助金について詳しく解説しています。

最後まで読むと、補助金を活用しておトクに省エネ性能の高い家を建てるポイントがわかります。

東京ゼロエミ住宅の補助金に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

コラムのポイント
  • 東京ゼロエミ住宅の基礎知識や対象となる住宅の基準などを紹介します。
  • 東京ゼロエミ住宅を利用することで受け取れる具体的な補助金額をお伝えします。
  • 補助金の申請期限を確認して早めに申し込みましょう。

 

 

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ゼロエミ住宅とは?

ゼロエミ住宅とは

ゼロエミ住宅とは「断熱性能の高い断熱材や窓」「省エネ性能の高い照明やエアコン」などを取り入れた環境に優しい住宅です。

高い断熱性能と再生可能エネルギーの活用により、エネルギー消費を最小限に抑えます。

一般的な住宅と比較して光熱費の削減効果が期待でき、室内の温度差が少なく快適な住環境を実現します。

ゼロエミ住宅:東京都が運用する新築向けの補助金

ゼロエミ住宅は東京都が運用しており、補助金支給の対象住宅は以下のとおりです。

 

・都内で新築住宅を建てること

・床面積の合計は2,000㎡未満であること

 

補助金を受け取るには専門家による審査が必要で、断熱性能や設備の効率性などが細かく評価されます。

参考:東京都環境局|助成制度

対象住宅の基準を紹介(水準、設備など)

東京ゼロエミ住宅で補助金を受け取るには、以下いずれかの水準を満たす必要があります。

 

・水準A:Ua値0.35W/㎡k以下、省エネ削減率45%以上の住宅

・水準B:Ua値0.46W/㎡k以下、省エネ削減率40%以上の住宅

・水準C:Ua値0.60W/㎡k以下、省エネ削減率30%以上の住宅

 

もっとも高水準である水準Aは、国が推進するZEH水準を大きく上回る断熱性能を有しています。

また、補助金を受け取るには東京ゼロエミ住宅の水準を満たすだけでなく、原則として再エネ設備を設置する必要があります。

再エネ設備は太陽光発電設備だけでなく、蓄電池やV2H(電気自動車のバッテリーに貯めた電力を家庭で活用するシステム)なども対象です。

補助金額はいくら?

女性と貯金箱

東京ゼロエミ住宅を利用することで受け取れる補助金額について解説します。

補助金を活用しておトクに家を建てたい方は、参考にしてみてください。

新築戸建住宅:最大240万円

新築戸建住宅で受け取れる補助金は、以下のとおりです。

 

・水準A:240万円

・水準B:160万円

・水準C:40万円

 

高い水準であるほど補助金は増額され、最大で240万円が支給されます。

太陽光や蓄電池設置の加算あり

太陽光発電設備や蓄電池などの対象設備を導入することで、補助金を加算することも可能です。

たとえば太陽光発電設備の場合、発電出力が3.6kW以下のオール電化住宅は13万円/kWが支給されます。

蓄電池を設置すると、12万円/kWhの補助金を受け取れます。

 

省エネ性能の高い家を建てたい方は、補助金加算の対象となる設備の導入を検討してみてください。

補助金を活用して、おトクに省エネ性能の高い家を建てられます。

注意:他の補助金との併用可否を確認

補助金は併用することで支給額を増やせますが、すべての補助金で併用できるわけではないため、注意が必要です。

東京ゼロエミ住宅の場合「地域型住宅グリーン化事業」「こどもみらい住宅支援事業」などの補助金は併用可能です。

 

反対に「ZEH化支援事業」「住宅エコリフォーム推進事業」などは併用できません。

東京ゼロエミ住宅以外に利用したい補助金制度がある場合は、必ず併用できるか確認しましょう。

 

参考:クールネット東京|令和7年度東京ゼロエミ住宅普及促進事業

実際にどれくらいお得になる?

東京都環境局が公表している「東京ゼロエミ住宅の手引」によると、東京ゼロエミ住宅の水準Cで以下の経済的な効果があるとしています。

 

・光熱費が年間6万円削減(太陽光を設置すると年間13万円)

・総収支は30年間で最大約320万円

 

東京ゼロエミ住宅は最大で240万円の補助金が支給されるだけでなく、光熱費を削減するうえでも効果的です。

 

参考:東京都環境局|東京ゼロエミ住宅の手引き 7P

 

補助金はいつまで申請できる?

書類に目を通す女性

最後に、東京ゼロエミ住宅の申請期間について解説します。

補助金を受け取るためにも、申請期間や流れなどを確認しておきましょう。

申請期間:令和8年3月31日まで

申請期間は、令和7年4月1日から令和8年3月31日までとなります。

注意:補助金の予算上限で締め切られることも

補助金は予算上限に達すると締め切られる場合があるため、注意が必要です。

仮に予算が尽きてしまうと、次の募集まで待たないといけない可能性が出てきます。

東京ゼロエミ住宅で補助金を受け取りたい方はなるべく早く準備を始め、速やかに申請書を提出しましょう。

注意:申請前に設計内容の審査が必要

東京ゼロエミ住宅の交付申請をする前に、補助金支給の条件に該当するかを確認するための審査があります。

いきなり補助金交付の申請はできないため、注意が必要です。

家の省エネ性能や導入する設備の詳細などを記載し「認証審査機関」に審査してもらい、合格すると次のステップに進めます。

 

申請書類を作成する際は、事業計画を具体的かつわかりやすく記載しましょう。

工事を依頼したハウスメーカーや東京ゼロエミ住宅の相談窓口も活用してみてください。

申請全体の流れを確認

東京ゼロエミ住宅の申請から交付決定までの流れは、以下のとおりです。

 

1.「東京ゼロエミ住宅設計確認審査」を申請する

2.「東京ゼロエミ住宅設計確認書」が認証審査機関から交付される

3.補助金の交付申請をする

4.補助金交付の審査が行われる

5.「交付決定通知書」が郵送される

 

設計確認審査の申請は、工事に着手する前までに行う必要があります。

補助金の交付申請は、設計確認書の交付日から90日以内が期限です。

 

交付決定通知書が届いてから補助金を受け取るまでの流れは、以下となります。

 

1.「工事完了検査」を申請する

2.「東京ゼロエミ住宅認証書」が交付される

3.補助金の実績報告等を行う

4.補助金の実績報告等の審査が行われる

5.補助金が支給される

 

補助金の実績報告等の審査に合格すると、補助金を受け取れます。

申請には期限があるため、余裕をもって早めに手続きを始めましょう。

まとめ│東京ゼロエミ住宅はactieまでお問い合わせを

東京ゼロエミ住宅は、高い断熱性能と再生可能エネルギーの活用により、エネルギー消費を最小限に抑えた住宅です。

一般的な住宅と比較して光熱費の削減効果が期待でき、室内の温度差が少なく快適な住環境を実現します。

高い水準であるほど補助金は増額され、最大で240万円の補助金が支給されます。

太陽光や蓄電池などの対象設備を導入すると補助金が加算され、よりおトクに省エネ性能の高い住宅を建てることも可能です。

 

東京ゼロエミ住宅について相談したい方は、actie(アクティエ)までお問い合わせください。

断熱性が高く光熱費を大幅に削減できる理想的な家づくりをご提案いたします。

 

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