
窓が少ない家は、すっきりした外観や、外からの視線を感じない暮らしを検討する際の有力な選択肢です。
一方で、窓を減らすことで部屋が暗くなったり、風を通しにくくなったりしないか、気になる方もおられます。
本記事では、窓が少ない家の特徴とメリット・デメリット、暗さを抑える設計の工夫を、actieの仕様や施工事例とあわせて解説します。
- 窓が少ない家を目指すなら、道路側や隣家側の開口を絞り、光を取り入れる場所を想定して計画する必要があります
- 外観デザインの向上、冷暖房の効率アップ、家具の配置しやすさといったメリットを期待できますが、窓の性能や耐震性の視点も必要です
- 採光・換気・避難の条件を確認し、窓を減らす場所と残す場所を検討します
- 高窓や吹き抜け、内装・照明の工夫によって、限られた窓からの光を生かしましょう
Contents
窓が少ない家の特徴と、取り入れられる4つの理由

窓が少ない家は、外壁の開口部を絞り、壁面を広く見せる外観が主な特徴です。
道路側の窓を減らす一方で、中庭に面した窓や高窓から光を取り入れるなど、窓の数だけでなく配置を工夫します。
こうした家が選ばれる背景には、次の4つの理由があります。
| 取り入れられる理由 | 窓を少なくする目的 |
設計時の工夫
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| 周囲の視線を避けたい | 道路や隣家から室内を見えにくくし、落ち着いて暮らす |
道路側の窓を絞り、中庭側や高い位置に設ける
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| 断熱・省エネ性能を重視したい | 窓から出入りする熱や、夏の日射の影響を抑える |
窓の面積・性能・方角と、日よけを組み合わせて検討する
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| 外観をすっきり見せたい | 外壁の素材感や建物の形を引き立てる |
窓の数や種類を整理し、外壁・玄関と一体でデザインする
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| 家具を置く壁を確保したい | 収納やテレビ、デスクを配置しやすくする |
家具の大きさと動線を踏まえ、窓を残す場所を決める
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窓を減らすだけで、断熱性や防犯性が確保されるわけではない点には注意が必要です。
残す窓の性能や位置、施錠方法まで含めて、総合的に計画しましょう。
【関連コラム】:【新築】窓の種類で住宅のイメージは変化する|上手な窓選びの方法とは?
窓が少ない家のメリット

より詳しく、新築住宅の窓を少なくする場合のメリットを確認します。
(1)外壁の面積が大きく残り、素材の印象を強く出せる
窓を減らすと外壁の面を連続させやすくなり、外壁材の質感や建物の形を生かしたデザインになります。
単調な印象を避けたい場合は、窓以外の要素も組み合わせて外観を整えます。
- 外壁の素材や色を張り分ける
- 軒や庇による陰影を取り入れる
- 残す窓の高さや形をそろえる
- 玄関まわりに素材や奥行きの変化をつける
注意したいポイントは、窓を減らすこと自体を目的にしないことです。
室内から必要な採光や眺望を確認し、そのうえで外壁・窓・玄関のバランスを考えると、外観と住み心地を両立しやすくなります。
【関連コラム】:かっこいい住宅の外観・モダンスタイルの種類やポイント|施工実例も
(2)断熱性の向上、耐力壁の確保にも効果を発揮する
窓は熱の出入りが多く、面積を抑えることで熱損失や日射の影響を小さくできる場合があります。
なお、熱損失を抑えたい場合は、ガラス・サッシの性能、敷地の方位、日射遮蔽、建物全体の断熱・気密性能にも配慮が必要です。
たとえば、actieの公式サイトでは、次の仕様や取り組みを紹介しています。
- 窓:アルゴンガスを封入したトリプル樹脂サッシを標準採用し、断熱性能は0.86W/(㎡・K)以下相当
- 住宅全体の断熱:HEAT20 G3・UA値0.26以下が標準仕様
- 気密:全棟で気密測定を実施。公式サイトではC値0.5以下の性能を紹介していますが、数値はプランや仕様によって異なります
【関連ページ】:actie「安心の快適・耐震性能」
このように、窓の数を増減することに加えて、窓の仕様をはじめとして、住宅全体でどの性能を目指すかを確認することも重要です。
また、開口部を減らすと、構造上必要な壁を配置しやすくなり、耐震性の面で有利になるケースもあります。
ただし、窓のない壁がすべて耐力壁になるわけではありません。耐震性は壁の仕様や配置バランス、接合部などを含めた構造計画で確かめます。

窓を減らす際は、採光と住宅性能を両立できる仕様や間取りもあわせて検討してみましょう。
actieのカタログでは、施工事例や断熱、耐震性へのこだわりを紹介しています。
(3)家具配置が容易になり、掃除の手間も減る
窓を設けない壁があると、テレビボードや本棚、デスクなど、大型の置き家具を配置しやすくなります。
家具を置くために窓をふさいだり、カーテンの開閉を妨げたりする状況を避けやすい点も、間取りを考えるうえでのメリットです。
家具を配置しやすい間取りにするため、次の点も確認しましょう。
- 家具の幅・高さと、収納扉を開けるスペースを確認する
- コンセントや照明の位置も、家具の配置に合わせて計画する
- 将来の模様替えや、子どもの成長に合わせた使い方も考える
窓やカーテンの数を絞れば、掃除や交換が必要になる箇所も減らせます。
ただし、少数でも高い位置に窓を設けると掃除に手間がかかるため、数を絞ることに加えて手が届くか、メンテナンスをどう行うかもあわせて確認しましょう。
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窓が少ない家のデメリットと、設計時の確認ポイント

窓を少なくすると、部屋が暗くなったり、風が通りにくくなったりすることがあります。
快適性と安全性を両立するために、次の3点を設計時に確認しましょう。
| デメリットを感じる可能性があること | 内容 |
設計時の注意点
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| 部屋が暗くなる | 部屋の奥まで光が届きにくくなる |
・基準を満たしても十分な採光を得られるとは限らない ・生活スタイルや時間帯を踏まえて、室内への採光をシミュレーションする |
| 風が通りにくくなる | 空気の入り口と出口をつくりにくくなる |
・換気扇による機械換気と、窓を開放して行う風の取り込みを分けて考える ・自然換気も取り入れる場合、北と南、東と西など風が通り抜ける方向を意識する |
| 避難・防火計画への影響 | 開口部の条件によって追加の対策が必要になる |
・窓の大きさや配置によっては、避難・防火に関する検討が必要になる ・敷地条件や建物の規模、各室の条件によって変わる対策を設計者に相談する |
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窓を減らしても暗くしない3つの設計

窓を減らすことを検討する際に、特に気になるポイントは「暗くならないか」ということです。
不安を設計の視点から、解消する方法をご紹介します。
(1)高さと配置で光を取り込む
窓を高い位置に設けると、外からの視線を避けながら光を取り込めます。
隣家が近い敷地では、高窓や天窓、中庭に面した窓なども比較し、空が見える方向や日射の入り方を確認しましょう。
ただし、大きい窓を一つ設ければ必ず明るくなるわけではないことから、夏の日射やまぶしさ、掃除の方法も含めて、必要な大きさと位置を総合的に検討する必要があります。
(2)間仕切りを見直し、光を奥まで通す
窓付近が明るくても、壁や家具で光が遮られると部屋の奥は暗くなります。
プライバシーや空調計画とも調整しながら、光を通すための間取りや動線計画を検討しましょう。
- 吹き抜けを通じて、上階の窓から下階へ光を届ける
- 室内窓を設け、隣室との間に光の通り道をつくる
- ガラス入りの扉など、光を通す建具を採用する
- 採光を妨げないよう、背の高い家具の位置を調整する
(3)内装の反射と照明で、入った光を生かす
天井や壁の色や仕上げも、室内の明るさの感じ方に関わります。
明るい色の内装で光を反射させる方法と、壁や天井を照らす照明を組み合わせ、窓から遠い場所の暗さを補います。
ただし、内装や照明だけで自然光そのものを増やせるわけではありません。
日中の採光と、曇りの日・夕方・夜の照明を分けて考え、読書や料理など、対象とする間取りで行う作業に必要な明るさを確認しましょう。

窓の数を抑えた外観と、明るく過ごせる室内を両立したいなら、敷地に合った光の取り込み方から考えることが大切です。
actieでは、中庭や吹き抜け、透明な扉などを取り入れた、プライバシーと明るさを両立した家づくりを紹介しています。
施工事例とカタログから、希望の暮らしに合う住まいを探してみましょう。
窓が少ない家に関するQ&A

窓が少ない家を建てる際に疑問に感じやすい点について、記事の終わりにご紹介します。
Q:窓が少ないと結露しにくくなりますか?
A:一般的に、窓などの開口部の方が壁面よりも断熱性は低く、窓が少ないことは結露を減らす要素になり得ます。
一方で、結露の発生は室内の温度・湿度、窓の表裏面の温湿度など、様々な要素が関係するため、結露が発生する可能性は否定できません。
空調機器や換気計画も含めて、結露を防ぐ視点での設計計画が重要になります。
Q:寝室や子ども部屋の窓を小さくしても問題ありませんか?
A:寝室や子ども部屋は法律上「居室」として扱われますので、床面積を基準に「原則7分の1」照明など条件によっては「10分の1」まで窓(開口部)面積を減らすことは可能です。
ただし、テレワーク、読書や宿題、といった各種作業をする際に必要な明るさを確保する必要はあります。
敷地や間取りの配置条件のほか、照明計画も含めた検討が欠かせません。
まとめ|窓が少ない家は、採光の基準と光の届き方への配慮が必要

窓が少ない家は、外観をすっきりまとめたり、家具を配置する壁を残したりしやすい一方、暗さや風の通しにくさへの配慮が必要な仕様です。
窓の数だけでデザインや性能、暮らしやすさを判断せず、大きさ・位置・断熱性能と間取りなどから総合的に判断しましょう。
「外からの視線は抑えたいけれど、室内は明るくしたい」という希望を、具体的な間取りへつなげてみたい方はactieへの依頼をおすすめします。
窓の増減によって外観・内装がどのように変わるのか、施工事例や暮らし方への影響を確認できる資料も無料でお渡ししています。










