
千葉県で家を建てるなら、地震や津波など災害に強い地域かどうかが気になるポイントです。
「北西部は安心」「台地は強い」といった声もありますが、県が2026年5月に公表した被害想定からは、いずれの地域においても地震への備えが欠かせないことがわかります。
印象ではなく根拠を基に、地震に強い地域を選べるようactie(アクティエ)が解説します。
- 想定する地震によって揺れるエリアが異なるため、千葉県で「地震に強い地域」は1つに定められません
- 台地は揺れや液状化に比較的強く、湾岸の埋立地や利根川沿いといった地域は液状化への備えが必要です
- 県の新想定では、北西部直下地震による液状化の全壊棟数が前回調査時より増えています
- 最終的には建築予定地ごとに、ハザードマップと地盤調査から安全性を確かめる必要があります
Contents
千葉県で「地震に強い地域」を見極める3つの視点

地震に強い地域なのか、見極めるうえで必要な主な視点は次の3つです。
| 視点 | 強い地形 | 注意したい地形 |
|
揺れにくいこと |
・台地 |
・低地 ・埋立地 |
| 液状化しにくいこと | ・台地 ・丘陵地 |
・埋立地や旧河道 |
| 津波が届きにくいこと | ・海から離れたエリア ・高台 |
・沿岸 ・河川沿いの低地 |
実は、想定される全ての地震において、条件を満たすエリアは多くありません。
一般的に安全とされる北西部であっても、後述する「北西部直下地震」を想定に含めると大きな揺れが想定されています。
【関連コラム】:首都直下地震、千葉県への影響を解説│震度や津波の高さなど、対策を立てる際に確認したいポイントを紹介
2026年5月公表の千葉県地震被害想定で分かること

千葉県は2026年(令和8年)5月26日、令和6・7年度に実施した地震被害想定調査の結果を公表しました。
想定された3つの地震は次のとおりです。
| 想定地震 | 想定される震度と地域 |
全壊・焼失/死者
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| 千葉県北西部直下地震(Mw7.3) |
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| 大正型関東地震(Mw7.9) |
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| 房総半島東方沖の地震(Mw8.5) |
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このように、揺れの強い地域が北西部・南部・東部と分かれることから、「地震に強い地域はどこか」という疑問に答えることは難しいのです。
北西部直下地震は揺れの被害が減り、液状化の被害が増えた
なお、前回想定と比べた予測結果には、以下のとおり違いがあります。
- 揺れによる全壊|約53,200棟→約42,000棟(耐震化の進展などで減少)
- 液状化による全壊|約1,700棟→約2,100棟(地盤モデルの更新などで増加)
- 災害関連死|今回新たに推計(約3,800人)
千葉県全域で揺れに対する備えは必要ですが、北西部沿岸地域や河川沿いで家を建てる場合は、液状化への備えも必要であることがわかります。
房総半島東方沖の地震では外房で10m超の津波を想定
九十九里平野で見つかった津波堆積物から、歴史記録に残っていない大規模な津波が約1,000年前に起きていた可能性が示されたため、房総半島東方沖の地震が今回新たに想定に加わりました。
県東部で震度6弱~7の揺れが想定されていることに加え、以下のとおり地域によっては10mを超える規模の津波の発生も予想されています。

本地震で想定される津波による死者数の予測は40,200人ですが、被災後すぐに避難を開始した場合では8,200人にまで減ると試算されています。
沿岸部で家を建てる場合は、想定される津波の高さと、高台までの距離が土地選びの条件に入ります。
【関連コラム】:浸水想定区域とは?調べ方・家を建てる前に確認するべきポイント
地震に強い地域はどこか│千葉県のエリア別の特徴

揺れや液状化、津波の全てに対して強固な地域は選びづらいですが、地形から整理すると、下総台地が比較的有利です。
ただし、北西部の台地には震度6弱以上の想定域があり、また地域によって谷間や盛土で条件も変わります。
様々な地域から選択できるよう、エリアを分けて特徴を整理しました。
| エリア | 特徴や注意点 |
| 下総台地 |
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| 房総丘陵 |
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| 九十九里・外房沿岸 |
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| 利根川沿いの低地 |
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| 東京湾岸の埋立地 |
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なお、こちらの特徴は傾向を示したものです。
同じ地域でも台地と低地が入り組んでいる場合もありますので、地域だけで判断せず、候補地ごとに災害への対策を検討する必要があります。
千葉県で注文住宅の建築をご検討中の方は、ぜひactie(アクティエ)にご相談ください。
耐震等級3を標準仕様とした家づくりで、揺れに対する備えを土地の条件とあわせてプランをご提案します。
候補地が地震に強いかを確かめる手順

家を建てるにあたって気になる土地が見つかった場合に、候補地が災害に強いか確認する手段をご紹介します。
| 利用する資料 | 確認するべきポイント |
| ちば地震被害想定のホームページ |
・揺れやすさ |
| 重ねるハザードマップ | ・津波や洪水など、複数の災害を地図上に重ねて確認 |
| 市町村のハザードマップ | ・具体的な浸水想定 ・対象エリアの避難場所 |
〈出典〉
地域選びとあわせて考えたい、建物の地震対策

千葉県の想定では、以下のとおり建物の耐震化によって被害が大きく減ることが示されています。
【北西部直下地震の場合・揺れによる全壊棟数】
- 現状|約42,000棟
- 1980年以前の建物を2001年以降の基準で補強|約7,100棟
- 全建物が2001年以降の耐震基準|約2,000棟
地盤などの地域条件に加えて、建物の性能をセットで検討することが、地震に強い住まいづくりの最適解といえます。
actie(アクティエ)の家は、最高等級である「耐震等級3」が標準仕様となっています。
地震の揺れを抑える「制震ダンパー」の設置にも対応していますので、地震に強い家づくりをご希望の方は、ぜひご相談ください。
千葉県の地震と住まいづくりに関するQ&A

千葉県で地震に強い家を建てることを検討する際、気になる疑問と回答についてまとめました。
Q:柏・松戸・流山など北西部は地震に強いですか
A:柏市・松戸市・流山市は台地部が多く、津波の浸水想定域からは外れています。
一方、北西部直下地震では県北西部の東京湾岸と利根川沿いで震度6強が想定されており、また同じ市内でも台地か低地かで条件が変わります。
Q:台地の上なら地盤調査は不要ですか
A:地盤が強いとされる台地の上でも、地盤調査は必要です。
谷を埋めた盛土や造成地では、地盤が弱く揺れが強くなる可能性もあります。
Q:海の近くの土地は避けるべきですか?
A:海の近くであっても、一律に避けるべきとはいえません。
ただし、津波の浸水想定範囲や時間、徒歩で避難できる高台までの距離といった検討は必要です。
まとめ|千葉県で地震に強い地域は「想定する地震」と「土地ごとの確認」で選ぶ

千葉県で地震に強い地域は、想定する地震によって変わります。
津波の浸水域の外にある下総台地は比較的有利ですが、北西部の台地には震度6弱以上の想定域があり、谷や盛土では条件も変わります。
エリアの傾向をつかんだうえで、候補地ごとに地盤の硬軟や特徴を調べることをおすすめします。

千葉県で注文住宅をご検討中の方は、actie(アクティエ)へご相談ください。
土地の条件を確認したうえで、耐震等級3を標準とした地震に強い家づくりをご提案します。














